トレンドマイクロ株式会社は1月6日、2010年12月度の「インターネット脅威マンスリーレポート」を発表した。レポートによると、12月の不正プログラム感染被害の総報告数は813件で、11月の1,049件から減少した。12月の感染報告数ランキングでは、「WORM_DOWNAD」が前月に引き続き1位となった。Windows Serverサービスの脆弱性(MS08-067)を狙い感染を拡大させる本ワームは、さまざまな機能拡張が行われ、企業を中心に感染報告が継続している。「WORM_DOWNAD」の対策には、脆弱性の修正、パスワードの適切な管理・運用、共有フォルダの適切なアクセス権限の設定、USBメモリや持ち込みPCの管理といった基本的な対策を漏れなく実施することが必要となる。12月の感染報告数ランキングは、1位が「WORM_DOWNAD(34件)」、2位が「JS_IFRAME(9件)」、3位が「BKDR_AGENT」および「MAL_HIFRM」(ともに7件)、5位が「WORM_AUTORUN」「TROJ_VB」「JS_EXPLOIT」(ともに6件)となっている。http://jp.trendmicro.com/jp/threat/security_news/monthlyreport/article/20110105090524.html?Homeclick=news&cm_re=Corp-_-tab-_-news