株式会社ネットフォレストは11月12日、Dr.WEBにおいて「2010年10月のウイルス・スパムレビュー」を発表した。これによると、10月は引き続き、新たな手法で偽サイトへ誘導するネット詐欺が多く発見された。また、ウイルス製作者は人気のあるウイルス対策製品に見せかけたマルウェアを広めようとしている。一方、マルウェア対策ソフトは徐々に64ビット環境に対応してきている。また、感染拡大をもくろむ最近の例として、「Trojan.Stuxnet」を取り上げている。また、WinRARCという普及している製品を模した偽の解凍ソフトを取り上げている。WinRARCアーカイバで作成されたファイルを解凍するユーティリティとして、犯罪者は多くの偽アーカイブを普及し始めている。Doctor Webの統計情報サーバに送信されたメール検査結果によると、33,579,363,132通のうち4,016,939通に何らかのマルウェアが感染していた。これは検査された全メールの0.01%に当たる。ウイルス定義ファイル、アンチスパムエンジンの更新回数はそれぞれ625回(平均20回/日)および30回(平均1回/日)であった。http://drweb.jp/news/20101112.html