シマンテック・コーポレーションは10月6日、受賞歴のある次世代セキュリティ技術「Ubiquity」を、スペインのバルセロナ市で開催されている「Symantec Vision 2010」において発表した。この技術は、進化するマルウェアに対抗することを目的に、ユーザコミュニティが作り出すレピュテーション(評価)情報を活用するもの。本技術は開発に4年以上をかけており、1億以上のシマンテックユーザから集めた匿名のソフトウェア使用パターン情報を活用することで、従来型のセキュリティソリューションでは完全に検出を回避されてしまう、少人数に限定して感染させる変異型の脅威に対して保護を行う。なお、本技術はすでにコンシューマ向けセキュリティ製品「ノートン 2011」や「Symantec Hosted Endpoint Protection」にも導入されており、来年にはさまざまなエンタープライズ製品にも本技術を導入していく予定としている。http://www.symantec.com/ja/jp/about/news/release/article.jsp?prid=20101006_04