株式会社アンラボは12月24日、同社ウイルス対応チーム、AhnLab Security Response Emergency Center(ASEC)が毎月発行しているASECレポートの2008年11月号サマリーを発表した。 11月の悪性コードの被害総数は3,658件。10月の2,995件より少し増えてはいるものの、前年同期や5月〜7月の頃に比べると落ち着いた状態となった。レポートによると、クリスマスおよび2009年の新年が近づくにつれ「Marry X-mas!」「Happy new year!」などのタイトルのスパムメールが増加傾向を見せ、添付される悪性コードによる感染被害報告が増加するとのこと。そのため、送信者が不明なメールは削除し、被害を未然に防止する必要があると改めて注意を呼びかけている。 トップ10には、10月と同じくトロイの木馬系ワームが並んでいるが、11月は「Win32/Mydoom.worm.371712」と「Dropper/OnlineGameHack.20992」がランクインした。これでゲームハッキング悪性コード3つがトップ10に現れたが、一般的にゲームハッキング悪性コードは、ほとんどが改ざんされたWebサイトを通じて流布していることから、ページビューの多いどこかのサイトが改ざんされた可能性が高いとレポートでは分析している。 また、そのひとつ「Win32/Mydoom.worm.371712」は、11月10日頃にユーザーからメールで拡散しているという報告があったそうで、報告された悪性コードのメールアドレスとタイトルも掲載されている。該当メールに添付された、PDFファイルに偽装した実行ファイル「POSTCARD.PDF」をクリックすると、悪性コードに内蔵されたSMTPエンジンを利用しスパムメールを発送するタイプの悪性コードだそうだ。 http://japan.ahnlab.com/news/view.asp?seq=3769