国際協力でサイバー犯逮捕 | ScanNetSecurity
2024.04.26(金)

国際協力でサイバー犯逮捕

米国のシークレットサービスが6月25日、サイバー犯罪対策イニシアチブの一環として、世界数ヵ所で逮捕を行ったと発表している。ターゲットとなったのは、さまざまな財務、ID情報などの売買をはじめとする不法な活動に関わっていた個人だ。

国際 海外情報
米国のシークレットサービスが6月25日、サイバー犯罪対策イニシアチブの一環として、世界数ヵ所で逮捕を行ったと発表している。ターゲットとなったのは、さまざまな財務、ID情報などの売買をはじめとする不法な活動に関わっていた個人だ。

今回、発表されたのは、Lord Kaisersose作戦とHard Drive作戦の2つの作戦に関してだ。

Lord Kaisersose作戦は、マイアミ事務所が中心に行ったインターネット捜査だ。この捜査により、Lord Kaisersoseとして知られている個人を確認することができた。Lord Kaisersoseは個人情報盗難や金融・財務上の不正活動を行うインターネットサイトに関係する人物で、商業データベースを通して獲得したアクセス・デバイス番号の販売などを、インターネット上で行っていた。

このLord Kaisersoseはフランス人で、2007年6月12日にシークレットサービスが提供した情報に基づき、フランス国家警察が逮捕している。その際に、複数のラップトップやPC、外付けハードドライブの他に、幾つかの不正のためのデバイスも押収したそうだ。

Lord Kaisersoseが行った不正により、個人や組織が受けた損失は1400万ドルを超えるということで、インターネット犯罪の大物の逮捕とも言えよう。作戦では、Lord Kaisersose本人以外に、仲間3人も逮捕された。

Hard Drive作戦は…

──
(この記事には続きがあります。続きはScan本誌をご覧ください)
http://www.ns-research.jp/cgi-bin/ct/p.cgi?m-sc_netsec

【執筆:バンクーバー新報 西川桂子】
《ScanNetSecurity》

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×