三菱重工業株式会社は8月23日、同社高砂製作所に勤務する社員の個人用PCから、同社員の私的な情報とともに同社の業務資料がWinnyネットワーク上に流出し、その中に同社の作成した関西電力株式会社原子力二次系配管情報が含まれていることが判明したと発表した。同製作所からの情報流出は昨年8月に続き2回目となる。流出した情報は同製作所における原子力二次系配管の情報であり、現地派遣者名簿、打合せ議事録、検査受検依頼書、検査・点検関係の記録フォームなどであったという。内容から判断して原子炉や核物質防護に関する情報はないとしている。同社では、業務情報のWinnyウィルスによる情報流出防止として、私有PCを業務に使用したことのある社員に対し業務関連ファイルを消去するように指示してきた。この社員はその指示に従って業務関連ファイルを消去したが、一部に消去漏れがあったという。三菱重工業株式会社:原子力プラント等に関する検査関連情報流出についてhttp://www.mhi-ir.jp/frmpage/060823_genshi.html