日本電気株式会社(NEC)は9月2日、フロンティアAI時代の脆弱性対処を支援するセキュリティ向けAI技術「cotomi Security for Industry」を開発したと発表した。
同技術は、高性能AIやフロンティアAIによって発見される膨大な未公開の脆弱性情報を取り込み、脆弱性の分類、システムへの影響分析、対応優先度の判断、仮想パッチ生成までをワンストップで支援する。
「cotomi Security for Industry」の特長は下記の通り。
1.分析に先立ち、未公開脆弱性の種類や深刻度を自動分類
高性能AIが発見した未公開の脆弱性には、脆弱性が招く攻撃の種類や深刻度に関する情報が付与されていないが、後段の優先度判断に必要なこれらの情報を、高性能AIの出力結果から自動で生成。
2.米国CISAの評価基準に即して脆弱性対処の優先度判断を支援
脆弱性そのものの深刻度だけではなく、機器のインターネットへの露出や悪用事例などから、米国CISAが 2026年6月に発行したBOD26-04に基づいて対応優先度を判断。また、単独では優先度が低い脆弱性であっても、複数の脆弱性を組み合わせることで重要資産への攻撃が可能となる場合があるため、そのような脆弱性を特定し、優先度を見直す。
3.AIによる仮想パッチの自動生成により、迅速にリスクを低減
脆弱性情報から想定される攻撃手法を分析し、Webアプリケーションへの攻撃を検知・防御するWAF(Web Application Firewall)や、ネットワークやシステムへの脅威を検知・遮断するIDS/IPS(Intrusion Detection System / Intrusion Prevention System)などに適用可能な仮想パッチを自動生成。
同社では「cotomi Security for Industry」を、CyIOC システムリスク診断(脆弱性管理)サービスに実装し、高性能AIを活用した脆弱性診断サービス「Threat-Driven Security Assessment」と併せて、9月末より順次提供を開始する。



