相場操縦の嫌疑 ~ 証券取引等監視委員会、株式会社L&H と同社代表取締役を東京地方検察庁に告発 | ScanNetSecurity
2026.01.10(土)

相場操縦の嫌疑 ~ 証券取引等監視委員会、株式会社L&H と同社代表取締役を東京地方検察庁に告発

 証券取引等監視委員会は12月18日、金融商品取引法違反(相場操縦)の嫌疑で、嫌疑法人1社及び嫌疑者1名を東京地方検察庁に告発したと発表した。

インシデント・事故
リリース(不正アクセス行為を手段とした相場操縦事件の告発について)
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 証券取引等監視委員会は12月18日、金融商品取引法違反(相場操縦)の嫌疑で、嫌疑法人1社及び嫌疑者1名を東京地方検察庁に告発したと発表した。

 同会によると、犯則嫌疑法人は貴金属の輸出入及び株式・有価証券等の売買等を目的とする株式会社L&Hで、その代表取締役としてその業務全般を統括管理していた犯則嫌疑者Aの告発の対象となった犯則事実は下記の通り。

 Aは、氏名不詳者らと共謀の上でL&Hの業務又は財産に関し、財産上の利益を得るために、株式会社東京証券取引所が開設する有価証券市場に上場されているウィルソン・ラーニングワールドワイド株式会社の株価の高値形成を図ろうと企て、2025年3月17日に同市場でウィルソン・ラーニングワールドワイド株券の売買を誘引する目的で、L&Hほか10名義で証券会社2社を介し、連続した高指値注文を行って高値を買い上がるなどの方法で、同株券合計139万4,300株を買い付け、さらに、L&H名義で証券会社1社を介し、下値買い注文を大量に入れるなどの方法で、同株券合計49万4,100株の買い付けの委託を行うことで、同株券の売買が繁盛であると誤解させ、かつ、同市場における同株券の相場を変動させるべき一連の株券売買及びその委託をするとともに、同株券の売買が繁盛に行われていると他人に誤解させるなど同株券の売買の状況に関し他人に誤解を生じさせる目的で、同株券について、証券会社1社を介し、L&H名義で売り付けると同時期に、これと同価格において、証券会社1社を介し、Bほか8名義で買い付けることをあらかじめ通謀の上、同株券合計52万7,600株の売り付け及び買い付けをし、同株券の株価を上昇させた上、同日、同市場で、その上昇させた株価により、L&H名義で、証券会社1社を介し、同株券合計72万2,900株を売り付けたという。なお、L&H以外の証券口座は、利用権者のいる証券口座を不正アクセス行為で不正に利用した口座とのこと。

 同会によると、法定刑は下記の通り。

法人につき、7億円以下の罰金
個人につき、10年以下の懲役及び3,000万円以下の罰金

《ScanNetSecurity》

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