株式会社グローバーは3月31日、同社が運営する「GAORAオンラインショップ」への不正アクセスによる個人情報漏えいについて発表した。
これは2024年11月18日に、外部機関から「GAORAオンラインショップ」に不審なスクリプトが埋め込まれ顧客情報が漏えいしている可能性が高いと連絡があり、翌11月19日に当該サイトでのカード決済を停止し、第三者調査機関による調査を開始したところ、当該サイトのシステムの一部の脆弱性をついた第三者の不正アクセスでペイメントアプリケーションの改ざんが行われたことが原因で、当該サイトの顧客のカード情報が漏えいし、一部顧客のカード情報が不正利用された可能性のあることを、2025年1月11日に完了した調査機関による調査結果で確認したというもの。
漏えいした可能性があるのは、2020年10月10日から2024年11月19日の期間に「GAORAオンラインショップ」でクレジットカード決済を利用した顧客1,909名のカード情報(名義、番号、有効期限、セキュリティコード)と、2024年11月19日以前に当該サイトに入力された顧客16,795名の個人情報(氏名、生年月日、性別、住所、電話番号、メールアドレス、マイページのログインパスワード、商品の配送先氏名・配送先住所・配送先電話番号(配送先が購入者と別の場合))
同社では対象の顧客に別途、メールにて個別に連絡を行う。
同社では既に、カード会社と連携し漏えいした可能性のあるカードの取引のモニタリングを継続して実施しているが、顧客に対しても、カード利用明細に身に覚えのない項目があった場合はカード会社に問い合わせるよう呼びかけている。
同社では2024年11月20日に監督官庁である個人情報保護委員会に報告を、2024年11月22日に和歌山県警察サイバー犯罪対策課に被害申告を行っている。
なお、同社では現在、「GAORAオンラインショップ」について再開の予定はない。
同社では調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策と監視体制の強化を行い、再発防止を図るとのこと。