独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月14日、ワイズ製STEALTHONE D220/D340/D440における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ゼロゼロワンの早川宙也氏、神野亮氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
・CVE-2025-20016
STEALTHONE D220 ファームウェア v6.03.02およびそれ以前のバージョン
STEALTHONE D340 ファームウェア v6.03.02およびそれ以前のバージョン
STEALTHONE D440 ファームウェア v7.00.10およびそれ以前のバージョン
・CVE-2025-20055、CVE-2025-20620
STEALTHONE D220 ファームウェア v6.03.02およびそれ以前のバージョン
STEALTHONE D340 ファームウェア v6.03.02およびそれ以前のバージョン
株式会社ワイズが提供するネットワークストレージサーバSTEALTHONE D220/D340/D440には、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・OSコマンドインジェクション(CVE-2025-20016)
→当該製品のWeb管理画面にログインした管理者ユーザによって、任意のOSコマンドを実行される
・OSコマンドインジェクション(CVE-2025-20055)
→当該製品にアクセス可能な第三者によって、任意のOSコマンドを実行される
・SQLインジェクション(CVE-2025-20620)
→当該製品にアクセス可能な第三者によって、Web管理画面の管理者パスワードを窃取される
JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。