岐阜県は7月10日、教職員の個人情報の漏えいについて発表した。
これは6月25日から26日に、教育総務課から県内6教育事務所に市町村立学校の教職員に関する永年勤続表彰対象者をメールで連絡する際に、教職員の個人情報が含まれたファイルを送信したというもの。個人情報は、永年勤続表彰の対象者名簿のデータファイル内に別シートとして非表示の状態で添付されており、一定の操作を行えば閲覧できる状態であった。
送信先の機関から指摘があり個人情報の漏えいが発覚したため、同県でデータファイルの送信先を確認したところ、教育事務所から市町村教育委員会、さらに管内の関係小中学校にデータファイルを転送していたことが判明した。
漏えいしたのは、41名の教職員の生年月日、年齢、採用年月日、処分歴等を含む個人情報。
同県では、個人情報が漏えいした職員個人に説明と謝罪を行っている。
同県では、送り先の小中学校を含むすべての送信先である122機関に、ファイルの削除を依頼している。
同県では今後、非表示設定等が可能なファイル形式の送付を廃止し、組織内で事務処理手順を含め個人情報の取扱いを徹底し、再発防止に取り組むとのこと。