地方独立行政法人岡山県精神科医療センターは6月11日、同センターの保有する患者情報の流出について発表した。
同センターでは5月19日午後4時頃から、同センター及び東古松サンクト診療所の電子カルテを含めた総合情報システムにて、ランサムウェアとみられるサイバー攻撃が原因の障害が発生していた。
同センターによると、岡山県警本部から同センターの保有する患者情報の流出を確認した旨の連絡が6月7日にあったとのこと。
流出した可能性があるのは、総合情報システムで職員が業務で作成した資料を保存していた共有フォルダ内の最大約40,000人分の患者情報(氏名、住所、生年月日、病名等)と病棟会議の議事録等。
同院では「私どもの電子カルテのセキュリティー対策への管理監督が十分でなかったためにこのような事態を招き、これまで信頼いただいた皆様を裏切ることになってしまいました。」と謝罪している。