今後数週間のうちに(編集部註:記事原文公開日2024年1月10日)アメリカ合衆国政府が発表すると見込まれている規則によると、連邦政府の補助金を受けるにあたり、アメリカの病院は基本的なサイバーセキュリティ基準を満たすことが義務付けられることになる。
これは、全国の病院や診療所を脅かし続けるランサムウェアや、悪質な手口を用いて被害者に身代金を支払わせるサイバー犯罪への対策である。
報道によると、米国保健福祉省の一部門であるメディケア・メディケイドサービスセンター(CMS)は、病院の ITセキュリティと補助金支給を関連付ける規則を作っており、年内に施行することになっている。
匿名の政府関係者の言葉を引用している「Messenger」のこちらの報道によると、規則案は「大きな影響を及ぼすと私たちが本気で考えている主なサイバーセキュリティの実践」に焦点を当てたものである。そして、病院がこれらの基本的なネットワーク防衛を実行するか次第で、連邦政府は補助金を支給するのである。