東京都足立区は6月17日、令和2年度学校開放利用申請書の不適切な保管状況について発表した。
これは個人情報が記載された学校開放事業の令和2年度の学校開放利用申請書類が入った文書保存箱6箱が、職員以外でも出入り可能な非常用避難通路に放置され、見られる可能性にあったというもので、3月19日に「区民の声」がスポーツ振興課に寄せられ、発覚した。
スポーツ振興課が3月14日の業務終了後に、来年度に向けてレイアウト変更作業を実施した際に、職員が鍵付き文書棚に保管されている申請書約16,000枚を文書保存箱6箱に移し、同じフロアの非常用避難通路に置いたが、レイアウト作業終了後に職員は保管箱に入った申請書を4月の文書廃棄日まで保管するため、庁外にある文書保管庫に翌日以降移送することを予定し、台車に乗せたままにしたという。
漏えい等が発生したおそれがあるのは、令和2年度学校開放利用申請書に記載された申請者の住所、氏名、連絡先電話番号。
同区では3月19日に、移送をしていなかった書類を庁外保管庫へ移送している。