公益財団法人三重県文化振興事業団は6月14日、同団が管理するメールアドレスのユーザーアカウントの不正窃取について発表した。
これは6月14日午前1時50分頃に、同団が管理するメールアドレスのユーザーアカウント(kenbun@center-mie.or.jp)が外部より不正に窃取され、不正窃取者が所有するメールアドレスを宛先とする迷惑メールの送信が判明したというもの。6月14日午前9時頃に、職員が定期監視のためサーバログを確認して発覚した。
同団でメールサーバのデータログを解析した結果、送信された詳細な件数や送付先、送信内容は不明だが、不正窃取者が所有するメールアドレスを宛先として送信された迷惑メールの総数は約20万件で、配信不可を示すエラーが約13万件記録されているため、実際に送信されたのは約7万件と推測している。
同団では、身に覚えのないメールを受信した場合、三重県文化振興事業団(三重県総合文化センター、三重県文化会館)の名称がタイトルに入っていても開封せずに、そのまま削除するよう呼びかけている。
なお、メールサーバから他の情報漏えいはなかったことを確認しているとのこと。
同団では6月14日午前9時30分に、当該アカウントを削除し、パスワードの変更とアカウントの再作成を実施しており、現在は迷惑メールが当該アカウントから発信されることはない。
同団では今後、警察の捜査に協力するとともに、情報セキュリティ対策を徹底するとのこと。