複数のトレンドマイクロ製品に複数の脆弱性 | ScanNetSecurity
2025.02.28(金)

複数のトレンドマイクロ製品に複数の脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月19日、複数のトレンドマイクロ製品における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

脆弱性と脅威

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月19日、複数のトレンドマイクロ製品における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

・CVE-2024-36302、CVE-2024-36303、CVE-2024-36304、CVE-2024-36305、CVE-2024-36306、CVE-2024-36307、CVE-2024-37289
Apex One
Apex One SaaS

・CVE-2024-36358
Deep Security Agent(Windows版)バージョン20.0
※以下環境に影響はない。
Deep Security Virtual Appliance(DSVA)およびDSVAによって保護されるWindows仮想マシン
Deep Security Agent(Linux版)
Deep Security Agent(Unix版)

・CVE-2024-36359
InterScan Web Security Virtual Appliance(IWSVA)6.5 SP3 Patch2 ビルド3366より前のバージョン
InterScan Web Security Suite(IWSS)6.5 Patch4 ビルド3152より前のバージョン

 アップデートが公開された複数のトレンドマイクロ製品には、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・Apex One、Apex One SaaS
送信元の検証の不十分さによるローカル権限昇格(CVE-2024-36302、CVE-2024-36303)
Time-of-check Time-of-use(TOCTOU)競合によるローカル権限昇格(CVE-2024-36304)
リンク解釈の問題によるローカル権限昇格(CVE-2024-36305)
ダメージクリーンナップエンジンにおけるリンク解釈の問題によるサービス運用妨害(DoS)攻撃(CVE-2024-36306)
リンク解釈の問題による情報漏えい(CVE-2024-36307)
不適切なアクセス権限の付与によるローカル権限昇格(CVE-2024-37289)

・Deep Security Agent
リンク解釈の問題によるローカル権限昇格(CVE-2024-36358)

・IWSVA、IWSS
クロスサイトスクリプティングによる権限昇格(CVE-2024-36359)

 JVNでは、トレンドマイクロが提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、トレンドマイクロでは、軽減策の実施も推奨している。

《ScanNetSecurity》

関連記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 永世名誉編集長 りく)

×