独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月2日、HOME SPOT CUBE2における複数のバッファオーバーフローの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ゼロゼロワンの早川宙也氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
HOME SPOT CUBE2 V102 およびそれ以前
KDDI株式会社が提供するHOME SPOT CUBE2には、下記の影響を受ける可能性がある複数のバッファオーバーフローの脆弱性が存在する。
・スタックベースのバッファオーバーフロー(CVE-2024-21780)
→細工されたリクエストを処理することでサービス運用妨害(DoS)状態となる
・ヒープベースのバッファオーバーフロー(CVE-2024-23978)
→不正な入力値を処理することで任意のコードを実行される
当該製品はサポートを終了しているため修正アップデートは提供されず、JVNでは、本製品を信頼できるネットワークにのみに接続することを推奨している。