独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月10日、Trend Micro Apex OneおよびTrend Micro Apex One SaaSにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。
Trend Micro Apex One 2019
Trend Micro Apex One SaaS
トレンドマイクロ株式会社の Trend Micro Apex One および Trend Micro Apex One SaaS には下記の影響を受ける複数の脆弱性が存在する。
・セキュリティエージェントにおけるリンク解釈の問題に起因した権限昇格
・セキュリティエージェントにおけるオリジン確認エラーの脆弱性に起因した権限昇格
・プラグインマネージャモジュールにおけるオリジン確認エラーの脆弱性に起因した権限昇格
・マネジメントコンソールにおけるローカルファイルインクルードの脆弱性に起因した権限昇格
JVNでは、トレンドマイクロが提供する情報をもとにパッチを適用するよう呼びかけている。トレンドマイクロでは、本脆弱性の対策として次のパッチをリリースしている。
Trend Micro Apex One 2019 SP1 CP 12526
なお Trend Micro Apex One SaaS については、2023年9月のメンテナンスで修正済みとなっている。
または、当該製品の管理コンソールへのアクセスを、信頼できるネットワークからのみに制限することで、本脆弱性の影響を軽減することが可能となっている。