独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月2日、e-Taxソフトにおける XML 外部実体参照(XXE)に関する脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。日本電気株式会社の外山拓氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
e-Taxソフト Version3.0.10 およびそれ以前
国税庁が提供する e-Taxソフトには、同製品が内包する XML パーサの実装方法に起因した XML 外部実体参照(XXE)に関する脆弱性が存在し、細工された XML ファイルを当該製品に読み込ませることにより、システム内の任意のファイルを読み取られる可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。