独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月21日、LuxCal Web Calendar における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」発表した。三井物産セキュアディレクション株式会社の東内裕二氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
LuxCal Web Calendar 5.2.3M (MySQL version) より前のバージョン
LuxCal Web Calendar 5.2.3L (SQLite version) より前のバージョン
LuxSoft が提供する LuxCal Web Calendar には、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・クロスサイトスクリプティング(CVE-2023-39543)
→当該製品を使用しているユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される
・SQLインジェクション(CVE-2023-39939)
→当該製品のデータベースに対して任意のクエリを実行され、情報の取得や改ざんが行われる
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、本脆弱性は下記のバージョンで修正されている。
LuxCal Web Calendar 5.2.3M (MySQL version)
LuxCal Web Calendar 5.2.3L (SQLite version)