独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月15日、サイボウズ Garoon に複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。東内裕二氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
[CyVDB-3122]
サイボウズ Garoon 4.10.0 から 5.9.2 まで
[CyVDB-3142]
サイボウズ Garoon 4.6.0 から 5.9.2 まで
[CyVDB-3165]
サイボウズ Garoon 5.15.0
サイボウズ株式会社が提供するサイボウズ Garoon には、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
[CyVDB-3122]メッセージに関するサービス運用妨害 (DoS) の脆弱性(CVE-2023-26595)
→ログイン可能なユーザによってサービス運用妨害 (DoS) 攻撃を受ける
[CyVDB-3142]メッセージと掲示板に関する操作制限回避の脆弱性(CVE-2023-27304)
→ログイン可能なユーザによってメッセージおよび掲示板に関するデータを改ざんされる
[CyVDB-3165]マルチレポートに関する操作制限回避の脆弱性(CVE-2023-27384)
→ログイン可能なユーザによってマルチレポートに関するデータを改ざんされる
サイボウズでは、サイボウズ Garoon 向けのアップデートを公開しており、JVNでは最新版へアップデートするよう呼びかけている。