独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月9日、SR-7100VN における権限昇格の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社創夢の濱野聖人氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
SR-7100VN ファームウェア Ver.1.38(N) およびそれ以前
SR-7100VN #31 ファームウェア Ver.1.21 およびそれ以前
アイコム株式会社が提供する SR-7100VN には、権限昇格の脆弱性の脆弱性が存在し、当該製品の管理者権限を有するユーザによって OS の管理者権限を取得され、任意の OS コマンドを実行される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとにファームウェアを最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお本脆弱性は、下記のバージョンで修正されている。
SR-7100VN ファームウェア Ver.1.39(N)
SR-7100VN #31 ファームウェア Ver.1.22