コンテック製SolarView Compactに複数の脆弱性 | ScanNetSecurity
2024.05.03(金)

コンテック製SolarView Compactに複数の脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月8日、コンテック製SolarView Compactにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月8日、コンテック製SolarView Compactにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ゼロゼロワンの早川宙也氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

・SolarView Compact
SV-CPT-MC310 Ver.8.10より前のバージョン
SV-CPT-MC310F Ver.8.10より前のバージョン

株式会社コンテックが提供する太陽光発電計測監視装置 SolarView Compact には、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・ハードコードされた認証情報の使用(CVE-2023-27512)
→非公開の管理者アカウントでログインされ、当該製品上で任意の操作を実行される

・ダウンロード画面におけるOSコマンドインジェクション(CVE-2023-27514)
→当該製品上でOSコマンドを実行される

・複数の設定画面におけるバッファオバーフロー(CVE-2023-27518)
→当該製品上でバッファオーバーフローが発生し任意のコードを実行される

・メール送信設定画面におけるOSコマンドインジェクション(CVE-2023-27521)
→当該製品上でOSコマンドを実行される

・システム日時設定画面におけるアクセス制御の不備(CVE-2023-27920)
→当該製品のユーザ権限でアクセスされ、システム日時を変更される

 JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、ソフトウェア(ファームウェア)を最新版にアップデートするよう呼びかけている。本脆弱性は下記のファームウェアバージョンで修正されている。

・SolarView Compact
SV-CPT-MC310 Ver.8.10およびそれ以降のバージョン
SV-CPT-MC310F Ver.8.10およびそれ以降のバージョン

《ScanNetSecurity》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×