独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月4日、ジャストシステム製品における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。Cisco Talos Security Intelligence & Research Group が製品開発者に直接報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
一太郎シリーズ
花子シリーズ
楽々はがきシリーズ
ラベルマイティシリーズ
JUST Officeシリーズ
JUST Governmentシリーズ
JUST Policeシリーズ
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ジャストシステム製品には、下記の複数の脆弱性が存在する。
・解放済みメモリの使用 (use-after-free)(CVE-2022-43664)
・ヒープベースのバッファオーバーフロー(CVE-2022-45115)
・ヒープ領域の不適切な解放(CVE-2023-22291)
・ヒープベースのバッファオーバーフロー(CVE-2023-22660)
想定される影響としては、細工されたファイルを当該製品に読み込むことで、バッファオーバーフローが引き起こされたり、サービス運用妨害(DoS)攻撃を受けたりする可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。