株式会社デージーネットは1月12日、メールサーバの安全性について課題の傾向と考察をまとめた統計レポートを発表した。
同レポートは、同社が無料提供するメールサーバセキュリティ診断サービス「MSchecker」で2022年1月から2022年12月に実施したセキュリティ診断の結果を集計し、メールサーバの安全性について課題の傾向と考察をまとめたもの。
MScheckerでセキュリティ診断を受けたドメインのうち、「危険」と判定されていたメールサーバは、2021年の1%から減少し0%となったが、「見直しを推奨」とされていたメールサーバが2%増加し54%となっている。本結果より、同社ではメールセキュリティ対策において最低限実施しておくべき対策が講じられ、対策が推進したとしている。
MScheckerでは2022年6月1日からDMARCのチェックを新たに追加したが、「DMARCに対応しているか」の結果を見ると、31%の企業がDMARCに対応していることが判明した。また、「SPF/DKIMに対応しているか」の結果を見ると、SPFとDKIMの両方に対応している企業は2%増加し45%となった。
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同社では、「DMARCに対応しているか」「SPF/DKIMに対応しているか」の結果から、企業のメールサーバセキュリティ対策は、自社へのメールセキュリティ対策だけにとどまらず、取引先や顧客へ影響のある「送信元ドメイン認証」などの対策強化に取り組んでいるとしている。
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