独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月21日、スマートフォンアプリ「+メッセージ」における Unicode 制御文字の扱いに関する脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。角田朱生氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
・ソフトバンク株式会社
Android アプリ「+メッセージ(プラスメッセージ)」12.9.5 より前のバージョン
iOS アプリ「+メッセージ(プラスメッセージ)」3.9.4 より前のバージョン
・株式会社NTTドコモ
Android アプリ「+メッセージ(プラスメッセージ)」54.49.0500 より前のバージョン
iOS アプリ「+メッセージ(プラスメッセージ)」3.9.4 より前のバージョン
・KDDI株式会社
Android アプリ「+メッセージ(プラスメッセージ)」3.9.2 より前のバージョン
iOS アプリ「+メッセージ(プラスメッセージ)」3.9.4 より前のバージョン
スマートフォンアプリ「+メッセージ(プラスメッセージ)」は Unicode 制御⽂字の仕様に基づき無加工で表示しているため、意図的に URL を含むテキスト情報に細⼯することで、実際のリンク先を誤解させるようにすることが可能で、細⼯されたテキスト情報の表⽰において URL が偽装され、フィッシング詐欺などに使⽤される可能性がある。
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。