Z世代の6割がSNS上のフェイクニュース・デマを信じた経験 | ScanNetSecurity
2024.03.19(火)

Z世代の6割がSNS上のフェイクニュース・デマを信じた経験

 中高生含むZ世代の約9割がSNSでフェイクニュース・デマを気にし、ファクトチェックする割合が高いことが、スタディプラスのStudyplusトレンド研究所が2022年9月に実施した調査より明らかになった。

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 中高生含むZ世代の約9割がSNSでフェイクニュース・デマを気にし、ファクトチェックする割合が高いことが、スタディプラスのStudyplusトレンド研究所が2022年9月に実施した調査より明らかになった。

 調査は2022年9月16日~22日、全国の「Studyplus」ユーザー(全年齢)を対象にインターネットにて実施した。今回の調査では12歳~25歳を「Z世代」、26歳以上を「X・Y世代」と定義。回答者数はZ世代2,708名、X・Y世代786名の計3,494名。

 調査によると、SNS上でフェイクニュースやデマを信じた経験は、「Z世代」63.3%、「X・Y世代」58.4%で、「Z世代」がやや多かった。より詳細な世代別にみると、Z世代の中では「高校生」「大学生・社会人等」と年齢が高いほど経験率が高く、逆にX・Y世代の中では、「ミレニアル世代(26歳~35歳)」のように年齢が低いほど経験が高い傾向にあった。

 SNS上でフェイクニュースやデマを気にする割合については、「Z世代」89.0%、「X・Y世代」85.9%という結果に。どの世代も8割を超えており、高い意識がみられた。

 フェイクニュースやデマを見極めるために何を見て判断しているか尋ねたところ、「他の人の投稿やメディアの記事を調べる」「投稿者の引用元」が各年代で高い割合となった。Z世代では「投稿へのコメント内容」「投稿者のフォロワー数」「投稿へのいいね数・コメント数」がX・Y世代よりも高い傾向にあり、X・Y世代の中でも「ロスジェネ世代(36歳~45歳)」以上での世代では、「投稿者のプロフィール」を重視する傾向にあることがわかった。

SNSのフェイクニュース・デマ「気にする」Z世代9割

《木村 薫@リセマム》

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