独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月19日、Trend Micro Apex OneおよびTrend Micro Apex One SaaSにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。
Trend Micro Apex One 2019
Trend Micro Apex One SaaS
トレンドマイクロ株式会社から、Trend Micro Apex OneおよびTrend Micro Apex One SaaS向けにアップデートが公開されているが、想定される影響は各脆弱性により異なるが、下記の影響を受ける可能性がある。
Time-of-check Time-of-use(TOCTOU)競合状態の脆弱性による権限昇格
領域外メモリアクセスの脆弱性による権限昇格
強制ブラウジングの脆弱性による権限昇格
証明書の検証不備の脆弱性による権限昇格
情報漏えい対策オプションモジュールの不適切なレジストリ許可の脆弱性による改ざん対策機能の回避
同一生成元ポリシー違反の脆弱性による権限昇格
JVNでは、開発者が提供する情報をもとにパッチを適用するか、当該製品へのアクセスを信頼できるネットワークからのみに制限する回避策を適用するよう呼びかけている。