厚生労働省は8月15日、指定難病患者データの研究利用のための第三者提供における個人情報の流出について発表した。
これは同省が収集する指定難病患者に関するデータ(診断書情報)について、研究者からの利用申出があって提供したデータに個人情報が含まれている旨の指摘があり、8月5日に判明したというもの。難病DBの管理運営を委託する国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所でのデータ抽出作業の過程で、個人情報を含む元データのシートの削除を失念し、その後のダブルチェックが十分に行われず、同省や加工等業務を委託する株式会社日立製作所でも確認が不十分であったことが原因。