大阪府警察、令和4年度サイバー犯罪捜査官 採用選考受付 8月1日から | ScanNetSecurity
2022.08.10(水)

大阪府警察、令和4年度サイバー犯罪捜査官 採用選考受付 8月1日から

著しい上意下達かつ体育会系組織である警察と、サイバーセキュリティ技術者との相性が必ずしも最高とは言えない。一定期間の交番勤務なども存在する。そのため優秀なセキュリティ技術者ほど迷いや悩みが生じるという事態もあり得る。

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 大阪府警察は、令和4年度のサイバー犯罪捜査官(巡査部長)採用選考を実施する。サイバー犯罪捜査官とは、サイバー空間における犯罪の捜査を専門的に行う警察官。民間で培ったコンピュータやネットワーク等の専門的な知識・能力を活かして、犯罪捜査活動を行う捜査官を、幹部警察官として中途採用する。

 受験資格は、選考実施年度の3月31日現在の年齢が25歳以上40歳以下の者。採用予定日において情報処理に関する業務に従事した期間を通算した経歴を2年以上有し、かつ下記いずれかの試験に合格していることが要件となる。

1.応用情報技術者
2.システム監査技術者
3.エンベデッドシステムスペシャリスト
4.ネットワークスペシャリスト
5.ITサービスマネージャ
6.ITストラテジスト
7.システムアーキテクト
8.プロジェクトマネージャ
9.データベーススペシャリスト
10.情報処理安全確保支援士
11.技術士(情報工学部門)
12.1から11までと同等以上の能力を有すると人事委員会が認める試験に合格している者

 なお、禁錮以上の刑の執行が終わっていない者、政府を暴力で破壊することを主張する政党を結成または加入した者など、複数の欠格事由がある。

 職務内容は、通信機器や差し押さえたデータの解析、差押え現場における支援、サイバー犯罪被害防止のためのサイバーセキュリティ対策など、コンピュータ・ネットワーク等の専門知識を活かしながら、犯罪捜査から検挙までを手がける。

 申込受付は、オンラインによる申し込みが8月1日(月)から8月31日(水)17時まで、郵送による申し込みが8月1日(月)から8月31日(水)まで(当日消印有効)。

 第1次選考は10月2日(日)午前9時30分から大阪府警察本部にて行われ、第2次選考が11月中旬、最終合格発表は12月中旬を予定している。

 一般論として、著しい上意下達かつ体育会系組織である警察と、サイバーセキュリティ技術者との相性が必ずしも最高とは言えない。たとえサイバー犯罪捜査官として採用されても、「司法警察員」という極めて特殊な公務員として求められる各種手続等に習熟することを目的として、一定期間の交番勤務などが課される場合もある。そのため優秀なセキュリティ技術者ほど迷いや悩みが生じるという事態もあり得るが、大阪府警ではサイバー犯罪捜査官として中途採用された人物が警視まで昇進した例等が存在(1999年採用 蜂谷憲一警視)するなど、一定の層の厚さがある。

 大阪府警察本部は本誌の取材に対して「2022年4月に、大阪府警察本部 警務部 高度情報推進局 サイバーセキュリティ対策課を新設した。大阪府警のサイバー人材の育成や情報解析、対処能力の向上、サイバーセキュリティの広報啓発に等に積極的に力を入れている」と回答している。

《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》

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