グローバルセキュリティエキスパート株式会社は6月22日、同日開催された取締役会で上野宣氏を社外取締役に選任したと発表した。
上野氏は2006年に設立した株式会社トライコーダの代表として、脆弱性診断やペネトレーションテスト、企業向けのセキュリティ研修などを行うかたわら、児童 生徒 学生に向け毎夏開催される高度セキュリティ教育プログラム「セキュリティ・キャンプ」や、政府機関等に向けたセキュリティ演習、ビジネスパーソンに向けた「Hardening Project」、脆弱性診断の標準化や基準作りを行う「脆弱性診断士スキルマッププロジェクト」などの中心メンバーとして、日本のセキュリティ教育領域の、ありとあらゆる場所の縁の下をパイオニア的に支えてきた実績を持つ。
近年上野氏は、人だけではなく企業を成長させることを目的に、2020年からは東大発サイバーセキュリティ企業である株式会社Flatt Securityの社外取締役を務めていた。
グローバルセキュリティエキスパートは、現代表の青柳史郎氏が代表就任以降「サイバーセキュリティ教育カンパニー」をスローガンに掲げ、さまざまな段階にある企業に向けて、ユーザー企業がセキュリティ企業に依存せず、自ら判断し自衛できるようになるための教育や資格を提供してきた。
上野氏が全面監修し、グローバルセキュリティエキスパートが提供・運用を行うセキュリティ資格「セキュリスト(SecuriST)シリーズ」は2021年の提供開始からすでに受講者数2,000名を突破している。
テレビ朝日系列の情報番組 タモリ倶楽部に「ハッカー」という肩書で出演することを長年の夢としてきた同氏だが、今回の就任にあたり、自分らしく職責を果たしていきたい、とコメントした。