独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月15日、WPS Office for Windows のインストーラにおけるACL設定不備の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。Mohammed Hadi 氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
WPS Office for Windows、v11.2.0.10258 より前のバージョン
WPS Office for Windows のインストーラは、インストール時に Windows サービスを登録し、その実行ファイルは管理者権限で実行されるが、実行ファイルが置かれるディレクトリに適切なACLが設定されておらず、管理者権限を持たない一般ユーザが、当該製品のインストールディレクトリ内のファイルを改変したり任意のファイルを置いたりすることが可能で、結果として管理者権限を取得される可能性がある。
JVNでは、当該製品を最新バージョンにアップデートするよう呼びかけている。