Sambaのリモートコード実行脆弱性、トレンドマイクロ詳細解説 | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

Sambaのリモートコード実行脆弱性、トレンドマイクロ詳細解説

 トレンドマイクロ株式会社は2月3日、Sambaのリモートコード実行脆弱性「CVE-2021-44142」の詳細について、ブログで解説している。同脆弱性が悪用されると、攻撃者は、Samba がインストールされたシステム上で任意のコードをリモートで実行することが可能となる。

調査・レポート・白書・ガイドライン

 トレンドマイクロ株式会社は2月3日、Sambaのリモートコード実行脆弱性「CVE-2021-44142」の詳細について、ブログで解説している。同脆弱性が悪用されると、攻撃者は、Samba がインストールされたシステム上で任意のコードをリモートで実行することが可能となる。

 同脆弱性は、脆弱性リサーチャーグループ「STAR Labs」のNguyễn Hoàng Thạch氏とBilly Jheng Bing-John氏によって、トレンドマイクロの脆弱性発見コミュニティ「Zero Day Initiative」(ZDI)が運営するハッキングの世界大会「Pwn2Own Austin 2021」で初めて存在が明らかとなり、開発元へ情報が提供された。次いでZDIのLucas Leong氏が同脆弱性の追加亜種を発見し、Sambaの開発元へ情報提供している。今回の一連の脆弱性は、脆弱性リサーチャーグループ「DEVCORE」のOrange Tsai氏からもSambaの開発元へ報告されている。

 「Pwn2Own Austin 2021」で明らかとなった「ZDI-22-245: ヒープ領域における境界外読み取り」「ZDI-22-246: ヒープ領域における境界外書き込み」「ZDI-22-244: ヒープベースのバッファオーバーフロー」の脆弱性について、ブログ記事ではソースコードに沿って詳細を説明している。

 また2022年1月31日に公開された同脆弱性の修正パッチについても、詳細を説明している。

《ScanNetSecurity》

編集部おすすめの記事

特集

調査・レポート・白書・ガイドライン アクセスランキング

  1. 迷惑メール対策推進協議会「送信ドメイン認証技術 DMARC導入ガイドライン」公表

    迷惑メール対策推進協議会「送信ドメイン認証技術 DMARC導入ガイドライン」公表

  2. フィッシングサイトのドメイン「top」が最多、デジタルアーツ調査

    フィッシングサイトのドメイン「top」が最多、デジタルアーツ調査

  3. ランサムウェアの種別特定やセカンドオピニオンも ~ セキュリティ企業も頼りにできる JPCERT/CC

    ランサムウェアの種別特定やセカンドオピニオンも ~ セキュリティ企業も頼りにできる JPCERT/CC

  4. 「セキュリティ対応組織の教科書」第3.1版公開、追加説明やフィードバック反映

  5. 取締役や幹部への罰金 禁固 罷免 解雇 ~ サイバー攻撃後の被処罰最多は APJ 地域

  6. 世界中の警察官が考える現在/未来の脅威「インターポール世界犯罪動向2022」公表

  7. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  8. 敵対的 AI 対抗で「侵入前提」から「予防優先」に転換

  9. わずか 22.9 % ~ ランサムウェア身代金「支払いは行わない」方針でルール化

  10. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×