独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月12日、Android アプリ「ジモティー」に外部サービスの API キーがハードコードされている問題について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ラックの山根将司氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
Android アプリ「ジモティー」3.7.42 より前のバージョン
株式会社ジモティーが提供する Android アプリ「ジモティー」には、外部サービスの API キーがハードコードされている問題が存在し、想定される影響としては、アプリ内のデータを解析され、外部サービスと連携するための API キーが不正に窃取される可能性がある。なお、本脆弱性で製品利用者が直接影響を受けることはない。
JVNでは最新版へのアップデートを呼びかけている。
ジモティーによると、修正版では API キーをアプリ内から削除しており、また当該 API キーはすでに無効化しており、本脆弱性の影響を受けるバージョンのアプリに含まれる情報を悪用することはないとのこと。