独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月26日、baserCMS における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社NTT-MEの赤木悠祐氏とSoterITSecurityのDaniele Scanu氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。baserCMS 4.5.4 より前のバージョン baserCMSユーザー会が提供する baserCMS には、OS コマンドインジェクション(CVE-2021-41243)とDB レストアにおける任意のコードをアップロード可能な脆弱性(CVE-2021-41279)が存在し、想定される影響は各脆弱性により異なるが、当該製品にサイト運営者権限でログイン可能なユーザによって、任意の OS コマンドを実行される(CVE-2021-41243)、不正なコードをアップロードされ任意のコードを実行される(CVE-2021-41279)可能性がある。 当該脆弱性は、baserCMS 4.5.4 で修正されており、JVNでは最新版へのアップデートを呼びかけている。