TwoFiveとデジサート、BIMI規格に準拠した認証マーク証明書の販売代理店契約を締結 | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

TwoFiveとデジサート、BIMI規格に準拠した認証マーク証明書の販売代理店契約を締結

株式会社TwoFiveは10月13日、デジサート・ジャパン合同会社と新しいメール認証技術であるBIMI規格に準拠した認証マーク証明書の販売代理店契約を締結したと発表した。

製品・サービス・業界動向
送信側・受信側・利用者におけるBIMIの仕組み
 株式会社TwoFiveは10月13日、デジサート・ジャパン合同会社と新しいメール認証技術であるBIMI規格に準拠した認証マーク証明書の販売代理店契約を締結したと発表した。

 BIMI(Brand Indicators for Message Identification)は、DMARCポリシーを使用しメールの送信者情報の一部として認証済みのロゴマークを表示するための規格で、受信者メールを開封前に受信トレイ内で送信元のブランドを識別し、メールの信頼性を確認できる。

 DMARCは、送信ドメイン認証(SPF、DKIM)と組み合わせ使用する認証技術で、SPF/DKIM認証に失敗したメールを、受信側でどう処理するかの推奨アクションを送信側(ドメイン管理側)がDMARCポリシーとして設定しDNSに公開することで受信側が参照できるようにし、受信側はポリシーに従ったアクションを実行することでその結果をDMARCレポートとして送信側にフィードバックする。

 BIMIを利用するには、送信元ドメインのDNSに表示したいロゴ画像のURLと、そのロゴ画像が信頼できるものであることを証明するVMCのURLを記載したBIMI TXTレコードを登録し、送信側はロゴ画像とVMCがHTTPSでアクセスできるようにする必要がある。DMARCで認証されたメールが受信メールサーバに届くと、受信サーバは、送信サーバーのDNSからBIMIレコードを参照し、ロゴ画像にアクセスし受信トレイ上に表示する。

 デジサートは、ロゴマークが認証済みであることを証明するBIMI規格に準拠し、Gmailをはじめとするメールプロバイダーで受信メールにロゴを紐付けて表示し、開封率の向上を実現する認証マーク証明書(Verified Mark Certificates、VMC)の提供をBIMI Groupに承認された世界で2つしかない認証局の1つ。

 TwoFiveでは、送信ドメイン認証(SPF、DKIM、DMARC)の導入に関して、コンサルティングや支援サービスを提供しており、VMCの販売を行うことでDMARCとBIMIの設定・運用を総合的に支援する。
《ScanNetSecurity》

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