Salesforce Developer Experience Command Line Interfaceにアクセス制限不備 | ScanNetSecurity
2024.05.01(水)

Salesforce Developer Experience Command Line Interfaceにアクセス制限不備

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月5日、Salesforce Developer Experience Command Line Interfaceにおけるアクセス制限不備の問題について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月5日、Salesforce Developer Experience Command Line Interfaceにおけるアクセス制限不備の問題について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

Salesforce Developer Experience Command Line Interfaceで管理しているSalesforceサービス

 Salesforce Developer Experienceでは、Command Line Interfaceを使用することでSalesforceサービスにアクセス可能なURLを生成することができ、この方法でアクセスした場合はログに記録されないが、Salesforceのセキュリティ設定がデフォルトの場合、IPアドレスやデバイスなどの検証が行われずに、生成したURLを利用し、Salesforce GUIにアクセスが可能となり、その結果任意のユーザが、URLを生成したユーザと同じアクセス権で管理アクションを実行可能な問題が存在する。

 想定される影響としては、遠隔の第三者によって、ユーザアカウントの追加やアプリケーションの設定変更などが行われる可能性がある。

 JVNでは回避策として、セッションセキュリティ設定を利用し、IPアドレスまたはドメインによるセッション制限をすることで影響の軽減が可能であると案内を行っている。ただし本回避策を行うことで、利用するSalesforceに影響を与える可能性がある。
《ScanNetSecurity》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×