トビラシステムズ株式会社は8月31日、合同会社280blockerと譲渡契約を同日に締結し、280blockerの完全子会社化を発表した。 280blockerは、Webブラウザ「Safari」上の迷惑広告コンテンツをブロックするiOSアプリ「280blocker:コンテンツブロッカー280」を提供、App Storeの全有料アプリの中で、2017年から3年連続で年間ランキングNo.1を獲得している。迷惑な広告をブロックするだけでなく、広告表示を減らすことで通信量の大幅な削減にもつながっている。 「280blocker:コンテンツブロッカー280」を開発する280氏は数ヶ月前に体調を崩し、その後は入院などしながら作業を行ってたが、現在も治療中で様々な作業が少々滞っているという。同氏は安定的にアプリ運営を継続する方法を検討した結果、トビラシステムズに譲渡する結論に至ったとのこと。 トビラシステムズでは既に、迷惑電話・SMSを自動で検知し未然に防ぐ迷惑情報フィルタサービスを提供しており、今回の280blockerの子会社化で迷惑情報フィルタ事業は、迷惑電話・SMS対策に加え、Web閲覧時の迷惑Web広告対策までの全方位をカバー可能となる。