独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月24日、複数のソニー製品のインストーラにおける DLL 読み込みに関する脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ラックの熊丸匠伍氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。Sony Audio USB Driver V1.10 およびそれ以前のインストーラHAP Music Transfer Ver.1.3.0 およびそれ以前のインストーラ ソニー株式会社が提供する複数の製品のインストーラには、DLL を読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定の DLL を読み込んでしまう脆弱性が存在し、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。 JVNでは開発者が提供する情報をもとに、最新の手順に従ってインストールを行うよう注意を呼びかけている。なお、本脆弱性の影響を受けるのはインストーラの起動時のみで、すでに製品をインストールしている場合は再インストールの必要はない。