Swisslog Healthcare製Translogic PTSに複数の脆弱性 | ScanNetSecurity
2021.09.24(金)

Swisslog Healthcare製Translogic PTSに複数の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月5日、Swisslog Healthcare製Translogic PTSにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月5日、Swisslog Healthcare製Translogic PTSにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

Nexus Control Panel 7.2.5.7より前のすべてのバージョン

 JVNによると、Swisslog Healthcareが提供するTranslogic PTS(Pneumatic Tube Systems)には、以下の複数の脆弱性が存在する。

・ダウンロードしたコードの完全性検証不備(CVE-2021-37160)
・整数アンダーフロー(CVE-2021-37161、CVE-2021-37162、CVE-2021-37165)
・ハードコードされたパスワードの使用(CVE-2021-37163)
・境界外書き込み(CVE-2021-37164)
・不適切な認証(CVE-2021-37166)
・不要な特権による実行(CVE-2021-37167)

 想定される影響は各脆弱性によって異なるが、以下の影響を受ける可能性がある。

・遠隔の第三者によって内部のキューのデータを上書きされ任意のコードを実行される(CVE-2021-37161、CVE-2021-37162)
・遠隔の第三者によってNexus Control Panelからハードコードされたパスワードにアクセスされる(CVE-2021-37163)
・遠隔の第三者によってHMIに細工されたメッセージを送られ任意のコードを実行される(CVE-2021-37165)
・遠隔の第三者によって接続を乗っ取られる(CVE-2021-37166)
・デフォルトの認証情報を利用してログインすることで、root権限でデバイスのすべての機能を利用される(CVE-2021-37167)

 JVNでは、開発者がCVE-2021-37160以外を修正した「Nexus Control Panel 7.2.5.7」にアップデートした上で、以下の回避策を実施するよう注意を呼びかけている。

・ネットワーク上のVLAN間トラフィックを制限するネットワークファイアウォールは、システムコントロールセンター(SCC)のWindows firewallsに列挙された、内部ネットワーク接続に対するインバウンドおよびアウトバウンド設定されたポートのみ許可する
・SCCとフロアデバイスの間にファイアウォールがない場合は、PTSフロア機器専用のLayer 3 VLANに拡張アクセスコントロールリスト(ACL)を適用する
・SNORTなどのIDS(侵入検知システム)を使用して、悪用の試みを検出する。
《ScanNetSecurity》

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