独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月23日、EC-CUBE における複数のクロスサイトスクリプティングの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社STNetの森山響氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。・CVE-2021-20750EC-CUBE 3.0.0 から 3.0.18-p2 まで (EC-CUBE 3系)EC-CUBE 4.0.0 から 4.0.5-p1 まで (EC-CUBE 4系)・CVE-2021-20751EC-CUBE 4.0.0 から 4.0.5-p1 まで (EC-CUBE 4系) 株式会社イーシーキューブが提供する EC-CUBE には、複数のクロスサイトスクリプティングの脆弱性が存在し、それぞれ攻撃者が当該製品の管理者を細工したページに誘導し特定の操作を実行させることで管理者のウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される(CVE-2021-20750)、攻撃者が当該製品の管理者またはユーザを細工したページに誘導し特定の操作を実行させることで管理者またはユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトが実行される(CVE-2021-20751)可能性がある。 JVNでは、EC-CUBE 4系向けに提供されたアップデートを行うか、EC-CUBE 3系および EC-CUBE 4系向けに提供された修正パッチを適用するよう呼びかけている。