総務省は6月9日、「ICTサイバーセキュリティ総合対策2021」(案)に対する意見募集について発表した。 2017年1月30日から開催しているサイバーセキュリティタスクフォースでは、2020年7月に「IoT・5Gセキュリティ総合対策2020」を取りまとめた後、施策の進捗状況等の確認を行いつつ、社会全体のデジタル改革の推進といった状況変化を踏まえ、新たな課題への対応や施策展開の加速化を図るための検討を実施、検討結果を踏まえ「ICTサイバーセキュリティ総合対策2021」(案)を取りまとめた。同省では6月10日から7月9日までの間、意見を募集する。 「ICTサイバーセキュリティ総合対策2021」(案)では「COVID-19 への対応を受けたセキュリティ対策の推進」「デジタル改革・DX 推進の基盤となるサービス等のセキュリティ対策の推進」や無線LAN・放送分野のセキュリティ対策、地域の情報通信サービスのセキュリティの確保を含めた「分野別の具体的施策」などを取り上げている。 同省では本総合対策案に寄せられた意見を踏まえ、2021年夏を目途にサイバーセキュリティタスクフォースで検討を行い、本総合対策を策定予定。