「クラウド利用でインフラ費用 2 倍」クラウドコンピューティングの不都合な真実 | ScanNetSecurity
2024.02.27(火)

「クラウド利用でインフラ費用 2 倍」クラウドコンピューティングの不都合な真実

シリコンバレーを拠点に活動するベンチャーキャピタル会社のアンドリーセン・ホロウィッツは、「大規模な運用を行っている場合、クラウドのコストによってインフラ費用は少なくとも 2 倍になる可能性がある」と提言する論文を掲載した。

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 シリコンバレーを拠点に活動するベンチャーキャピタル会社のアンドリーセン・ホロウィッツは、「大規模な運用を行っている場合、クラウドのコストによってインフラ費用は少なくとも 2 倍になる可能性がある」と提言する論文を掲載した。

 論文の内容は、サラ・ワン氏とマルティン・カサード氏が共同で調査したもので、クラウドコンピューティングの不都合な真実に基づいている。それは、多くの補足事項はあるものの、計算リソースをサードパーティから時間単位で購入すると、本質的には自社でインフラを購入するよりもコストがかかるというものだ。

 原価の観点からクラウドコンピューティングを支持する議論の一つに、オンデマンドでのスケーリングを持ち出すものがある。ピーク時の負荷に対応するために十分なハードウェアを所有する必要に迫られながらも、それ以外の時間帯にはハードウェアの大半をアイドル状態にしておかなければならない運用方法と、オンデマンドスケーリングは対照的だ。そして、パブリッククラウド事業者が持つ巨大なスケールを利用することで、ハードウェアの購入や保守の効率性は他社の追随を許さないものになると言う。

クラウドは「インフラ費用の増加」につながる

 これらの要因にもかかわらず、ワン氏とカサード氏は、「現在クラウドインフラを利用しているパブリックソフトウェア企業のうち上位 50 社では、インフラを自社で運用する場合と比較して、クラウドが利益率に与える影響により、推定 1,000 億ドルの市場価値が失われている」と主張した。

 また、すべての上場企業に拡大した場合、その影響額は 5,000 億ドルを超える可能性があると推定している。
《The Register》

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