英独禁監視当局、セキュリティソフトの自動更新に噛みつく | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

英独禁監視当局、セキュリティソフトの自動更新に噛みつく

ノートンもまた独禁監視当局の調査で痛めつけられており「自動更新契約の調査に関する特定の情報を提供することを拒んだ」として 3 月に訴訟を提起されている。ノートンにマカフィーの末路と自分自身の裁判についての見解を尋ねたが、現時点で回答はない。

国際
英独禁監視当局、セキュリティソフトの自動更新に噛みつく
 英国競争・市場庁( CMA )はアンチウイルスソフトベンダーのマカフィーと合意に達し、ソフトウェアサブスクリプションが自動更新されていた一部の顧客が返金を受けられることになった。

 今回の取引は、「アンチウイルス業界の一部の企業は消費者法を遵守していない可能性がある」という問題が表面化していた 2018 年に始められた同業界に対する調査が、長い時間を経て結実したものだ。

 マカフィーにとっては手首を平手打ちされたも同然だ。同社のアンチウイルスソフトは英国で販売される実に多くのデバイスにバンドルされている。同社との間で登録手続きをした顧客は、自動更新の込み入った事情を理解していない可能性がある。そこで CMA の出番となったわけだ。
《The Register》

編集部おすすめの記事

特集

国際 アクセスランキング

  1. バイデン大統領、予算教書で CISA の資金を 30 億ドルに増額 ~ さらに医療サイバーセキュリティに約 15 億ドル要求

    バイデン大統領、予算教書で CISA の資金を 30 億ドルに増額 ~ さらに医療サイバーセキュリティに約 15 億ドル要求

  2. NIST CSF 2.0 リリース ~ 新たに追加された 6 番目の機能の役割

    NIST CSF 2.0 リリース ~ 新たに追加された 6 番目の機能の役割

  3. そのセキュリティ専門家は「ニセ サイバーサマリア人(善人のふりをした悪人)」ではありませんか? 九つの特徴

    そのセキュリティ専門家は「ニセ サイバーサマリア人(善人のふりをした悪人)」ではありませんか? 九つの特徴

  4. 善意目的でスパム46万通、慈善団体が当局からお目玉

  5. 医療機関向けセキュリティベンダCOO「事業拡大」のため病院をサイバー攻撃した罪を認める

  6. NIST、「NSA を喜ばせるため故意に暗号規格を弱体化した疑い」を否定~同機関の信頼は損なわれたと Bruce Schneier は発言(The Register)

  7. ペネトレーションテスターが業務中に逮捕される、“信じられないほどの不手際が重なった” のか(The Register)

  8. セキュリティ基準を満たさない病院の政府補助金打ち切り案

  9. PS2 改造チップを販売した男性に禁固5ヶ月の判決

  10. 経費は削減 社員は1万人解雇、社長ワイ セキュリティ費用18億円

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×