エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(NTT Com)は4月16日、同社が提供する企業向けマネージド仮想専用サーバーサービス「Bizメール&ウェブ プレミアム」にて、メールの誤配送が判明したと発表した。これは2月21日から2021年4月2日の間に、同サービスの「迷惑メールフィルタリング」を利用する顧客向けに配信された一部のメールが、本来メールが届くべき宛先ではなく、同サービスの「迷惑メールフィルタリング」を利用する他の顧客宛に、英数字および記号などの文字列として誤配送されたというもの。3月17日に顧客から申告があり発覚した。同社で調査したところ、同サービスの「迷惑メールフィルタリング」に含まれるソフトウェアの不具合で、誤った送信元と送信先の情報がメールに付与されたことが原因。メール誤配送件数は273件で、同社では本事象の影響を受けた可能性がある顧客に対し、順次連絡を行っている。同社では4月3日に不具合への対策を実施し、以降はログの全数調査を通じ影響範囲を特定した。同社では今後、未知の不具合に対する検知の精度を高め、再発防止に努めるとのこと。