baserCMS に複数の脆弱性、最新版へのアップデートを呼びかけ | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

baserCMS に複数の脆弱性、最新版へのアップデートを呼びかけ

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月26日、baserCMS における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月26日、baserCMS における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVE-2021-20681、CVE-2021-20682は情報科学専門学校の小田切祥氏が、CVE-2021-20683は山口翔生氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

baserCMS 4.4.5 より前のバージョン

JVNによると、baserCMSユーザー会が提供する baserCMS には、固定ページ編集画面における JavaScript 入力制限不備(CVE-2021-20681)、OS コマンドインジェクション(CVE-2021-20682)、ブログ記事編集機能における JavaScript 入力制限不備(CVE-2021-20683)の脆弱性が存在する。

想定される影響は各脆弱性により異なるが、当該製品を使用しているサイトにアクセスしたユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される(CVE-2021-20681、CVE-2021-20683)、当該製品に管理者権限でアクセスすることにより任意の OS コマンドを実行される(CVE-2021-20682)可能性がある。

JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版にアップデートするよう注意を呼びかけている。
《ScanNetSecurity》

編集部おすすめの記事

特集

脆弱性と脅威 アクセスランキング

  1. Assimp にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

    Assimp にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

  2. スマホアプリ「ピッコマ」に外部サービスの APIキーがハードコードされている問題

    スマホアプリ「ピッコマ」に外部サービスの APIキーがハードコードされている問題

  3. 「ポケモンセンターオンライン」を装ったフィッシングサイトに注意喚起(ポケモンセンター)

    「ポケモンセンターオンライン」を装ったフィッシングサイトに注意喚起(ポケモンセンター)

  4. NETGEAR 製ルータにバッファオーバーフローの脆弱性

  5. JPCERT/CC、仮想通貨マイニングツールのXMRigの設置を狙った攻撃を順序立てて詳説~対策マニュアルとしても有効

  6. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  7. HOME SPOT CUBE2 に複数のバッファオーバーフローの脆弱性

  8. メルカリがフィッシング詐欺に注意喚起、アプリの利用など推奨

  9. 「GROWI」にWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される複数の脆弱性(JVN)

  10. 同日に再攻撃やフリーツール悪用も、2022年下半期 IPA 届出事例

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×