石垣食品株式会社は2月25日、同社の子会社である株式会社新日本機能食品が運営する「Kenko 卸.com」に第三者からの不正アクセスがあり、顧客のカード情報が流出した可能性が判明したと発表した。これは2020年10月9日に、一部のクレジットカード会社から新日本機能食品に対し「Kenko 卸.com」を利用した顧客のカード情報の流出懸念について連絡があり、同日中にカード決済を停止し第三者機関による調査を行ったところ、同サイトのシステムの一部の脆弱性を突いたことによる第三者の不正アクセスが原因で顧客のカード情報が流出し、一部カードが不正利用された可能性を11月20日に完了した調査結果で確認したというもの。流出した可能性があるのは、2019年10月21日から2020年10月9日の期間中に「Kenko 卸.com」にてクレジットカード決済を利用した顧客224名(カード番号336件)のカード情報(名義、番号、有効期限、セキュリティコード)。新日本機能食品では対象の顧客に別途、メールにて個別に連絡を行う。新日本機能食品では既に、カード会社と連携し流出した可能性のあるカードによる取引のモニタリングを継続して実施し不正利用の防止に努めているが、顧客に対してもカードの利用明細に身に覚えのない請求項目がないか確認するよう注意を呼びかけている。新日本機能食品では2021年2月1日に監督官庁である個人情報保護委員会に報告を、2月4日に所轄警察に被害申告を行っている。新日本機能食品では2020年10月15日から、「Kenko 卸.com」についてはリニューアルサイトに切り替えて営業を再開しているが、今後は調査結果を踏まえてシステムのセキュリティ対策及び監視体制の強化を行い再発防止を図るとのこと。