マカフィー株式会社は1月26日、「2021年の脅威予測レポート」を同社ブログに公開した。同社では、COVID-19によるリモートワークライフへの移行による在宅時間の増加で、各家庭で接続されたデバイス、アプリ、Webサービスの使用が増え続け、デジタル機器を介した侵入の影響を受けやすくなると指摘し、この脅威は、在宅勤務を続ける多くの個人により悪化し、消費者とその家族だけでなく企業にも影響を及ぼすとしている。また、クラウドプラットフォームとユーザーへの攻撃は、「機械化されて広範に効率よく展開」あるいは「洗練されて緻密に標的に対しカスタマイズ」という高度に2極化された状態に進化し、モバイルユーザーは、モバイル決済サービスを介した悪用および詐欺を目的としたフィッシングまたはスミッシングメッセージに注意する必要があると言及している。さらに2020年に加速したQRコードの使用について、消費者を利用して個人データにアクセスしようとする新世代のソーシャルエンジニアリング技術への不安が高まっていることを指摘している。同社では2021年の脅威として次の6点を挙げている。1.増殖するサプライチェーンバックドア技術2.家をハッキングしてオフィスをハッキング3.クラウドプラットフォームへの攻撃が高度に進化4.新たなモバイル決済詐欺5.Qshing:COVID時代のQRコードの乱用6.攻撃経路として悪用されるソーシャルネットワークニュース解説 by 今日の10分セキュリティラジオ