独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月12日、SKYSEA Client View のインストーラにおける DLL 読み込みに関する脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社ラックの熊丸匠伍氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。SKYSEA Client View Ver.1.020.05b から Ver.16.001.01g までJVNによると、Sky株式会社が提供するIT 資産管理用ツール SKYSEA Client View のインストーラにはDLL を読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定の DLL を読み込んでしまう脆弱性(CWE-427)が存在する。想定される影響としては、インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新のインストーラを使用し、実行の際にはインストーラと同じディレクトリに不審なファイルがないことを確認するよう注意を呼びかけている。
2020 総括/SolarWinds 介しサプライチェーン攻撃/不完全パッチによる残留 0day 公開 ほか [Scan PREMIUM Monthly Executive Summary]2021.1.7 Thu 8:10