一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月25日、各ベンダーが提供する複数のバックアップソフトウェアの脆弱性に関する注意喚起を発表した。JPCERT/CCによると、複数のバックアップソフトウェアについて、OpenSSLコンポーネントが配置されるフォルダへのアクセス制限不備に起因する脆弱性が公開されており、本脆弱性が悪用されると該当製品を利用するWindowsシステムにて管理者権限を持たない第三者が結果的に SYSTEM 権限で任意のコードを実行できる可能性がある。影響を受けるシステムは以下の通り。Veritas 製 Veritas Backup Exec に権限昇格の脆弱性Macrium Software 製 Macrium Reflect に権限昇格の脆弱性Acronis 製の複数のバックアップソフトウェアに DLL 読み込みに関する脆弱性JPCERT/CCでは、各ベンダーが提供する情報を参照の上、修正バージョンの適用を検討するよう呼びかけている。